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機械工学科川島豪教授 日本機械学会フェローに認定
機械工学科川島豪教授は一般社団法人日本機械学会よりフェローに認定されました。
川島教授は、環境工学部門の「振動・騒音制御技術分野」において、アクティブロッキングチェアの開発などをとおして振動の快適化技術の発展に貢献し、
2001年には研究業績賞を受賞。また、温室効果ガス削減を目指す「自然エネルギーを利用した間歇充電式電気バスシステム」の研究成果を「環境保全型エネ
ルギー技術分野」で発表したことによる部門横断的な研究活動が評価されました。さらに、部門幹事、部門の広報委員会委員長などで部門運営に貢献してきたこ
とも評価されました。
<川島豪教授の今後の抱負>
今後も学生と一緒に環境問題に対して機械工学の立場から研究成果を発信していくと共に、東日本大震災の復興に向けての部門としての提言に協力していきたいと考えています。
特に東日本大震災では、計画停電が実施され、人に優しい空間について考えられた方も多いと思います。エネルギーを大量に消費して人工空間を作ることも
快適化の1つですが、停電で多少暗くても、寒くても、暑くても自然と一体になれることのよさを見直された方も多いと思います。これからも自然と人が共存で
きるように、自然エネルギーを利用した間歇充電式電気バスシステムの研究をとおして公共交通機関の温室効果ガスの排出削減に貢献していくとともに、心地よ
い揺れや振動の研究をとおして人の感覚にマッチした人に優しいヒューマン?マシンインターフェイスの開発を進めていく所存です。
環境問題はその中心に必ず人がいます。人の感覚を大切にした工学を育てていきたいとも考えています。最後になりますが、2011年度は日本機械学会環境工学部門の副部門長を努めさせていただく予定です。皆様のさらなるご協力をお願い申し上げます。