ロボット機構学研究室 教授/有川 敬輔
- ロボット機構学
- キネマティクス
- 多自由度機械設計
“ロボットのためのメカニズム”

ロボットの機構は硬いリンクと関節を直線状に連ねてできている場合が多いです。本研究室ではより高い運動性能を持ったロボットの実現を目指し、 柔らかいリンクや関節を持つ機構、直線状ではない特殊な構造を持つ機構、回転と直動を兼ね備えた動きをする関節を持つ機構など、ロボットのための新しい機構について研究しています。
主な研究テーマ
- 微小運動を実現するロボット機構
- 折り畳み可能なロボット機構
- ロボット機構のための新しい関節構造
振動システム実験研究室 教授/川島 豪
- メカトロニクス
- 感性工学
- 太陽エネルギー利用
“人に心地よいエンジニアリングを目指す”
航空機、自動車などは、力学や電気を巧みに利用し、軽量化・高効率化を実現するために制御装置が組み込まれています。 本研究室では新しいヒューマンインタフェースを装備した、人に優しいメカトロニクス製品を開発しています。 研究室オリジナルサイト
主な研究テーマ
- 環境に優しい間歇給電式バスの開発
- 心地よい揺れに関する研究
- 車載用移動型チャイルドベッドの制御システムに関する研究
- 上部集熱式サーモサイホンの流動安定化
空気力学研究室 教授/木村 茂雄
- 流体工学
- 自然エネルギー利用工学
- 寒冷地設営工学
“「流れ」から地球環境を見つめよう”

研究テーマのキーワードは、「気温が低い環境」。このような環境で生活するために必要なエネルギーの確保や、雪・氷の発生に伴う問題の解析や対策について研究しています。 航空機、自然エネルギー利用において大切な問題です。
主な研究テーマ
- 輸送機器(航空機、列車など)関連の着氷雪対策
- 特殊環境用風力発電システム
- 自然エネルギーの最適利用法
- 無人飛行機の安全航行問題
- 南極のエネルギー問題
構造動力学研究室 教授/小机 わかえ
- 音響
- 振動
- 自動車
“シミュレーションの世界を探検しよう!”

本研究室では、自動車や消音器等を対象とし、機械性能のシミュレーションを行っています。 具体的には、人間の脳の情報処理能力を模擬した“ニューラルネットワーク”と呼ばれる技術を、振動や騒音の制御に応用する研究です。
主な研究テーマ
- ニューラルネットワークの応用
- システム同定
- 自動車の車室内騒音解析
- 振動制御のシミュレーション
教育機械工学研究室 教授/佐藤 智明
- 熱工学
- 教育工学
- 感性工学
“エンジンから玩具まで教育に活用する機械を考える”

教育機械工学(エンジンやロボット等を使った教育用機械および玩具や CG アニメーション教材の開発)を専門としています。教具・教材開発がテーマですので、特に教師を目指す教職課程の人や、教材・おもちゃメーカーなどに就職したい人とっては勿論ですが、それ以外の製造業を目指す人にとっても、物作りの基本を学ぶことになるので、必ず役に立つテーマだと思います。
主な研究テーマ
- 環境・エネルギー教育の教材開発研究
- おもちゃ研究(幼児教育用玩具や教材)
- コンピュータグラフィクスを用いた教材開発および教育効果の研究
宇宙機制御工学研究室 教授/照井 冬人
- 宇宙工学
- 画像航法誘導制御工学
- アストロダイナミクス
“宇宙機の位置・向きを自分の思い通りに動かす”

本研究室では「宇宙機」が、画像を撮って地球に送るなどの観測、着陸して物質を採取して地球に持ち帰るサンプルリターンなど、 事前に計画した目的が達成できるように自分の位置・姿勢を計測する方法、自分の位置・姿勢を動かす方法などの研究を行っています。
主な研究テーマ
- 小惑星探査機の運動解析
- 小惑星探査機の小惑星への安全な降下・着陸のための制御手法の開発
- 小惑星探査機の姿勢制御系での小惑星フライバイ手法の開発
材料構造力学研究室 教授/渡部 武夫
- 材料・構造力学
- 破壊工学
- 宇宙工学
“先進的構造・材料の力学や物性に関する研究”
技術や工学は、世の中を便利にしたり人々の心を豊かにするための手段でもありますが、力学の基本に根ざした、古典的で一見地味な技術も土台として不可欠です。 本研究室では材料・構造力学の分野から、宇宙技術を支える研究を展開しています。
主な研究テーマ
- デザインサイエンスを応用した構造様式の力学特性
- 薄板構造の貫入破壊特性
- 展開構造物の設計と力学特性解析
- サスティナブルな材料を用いた構造の検討
精密加工研究室 准教授/今井 健一郎
- 精密加工
- 振動援用加工
- バイオミメティクス
“自分の頭で考える!これからの生産・加工技術”

「加工」は思い通りにはできず、想定外のことが起き、図面だけでは表現しきれません。また、これからの時代、「負の財産を後世に残さない」ためにも生産加工を多面的にみる必要があります。 そのためには、自らが考え、主体的に行動し、研究を進める以外ありません。その難しさに面白みを感じてもらいたい。本研究室の研究テーマは、その機会を大いに与えるものになるはずです。
主な研究テーマ
- 難削材料の振動援用切削・研削加工
- 持続可能な社会実現のための研削・研磨加工
- バイオミメティクスとものづくり
- 室内栽培を対象とした工学的アプローチ
流体物理工学研究室 准教授/中根 一朗
- 流体工学
- 環境流動
- 数理・物理モデル
“様々な流れに関わる移動現象を解明しモデル化する”

本研究室では、様々な流れに関わる研究をしています。流れの本質に関わることや「花粉はどのように飛び、どのように体内に侵入するのか?」 「車の流れは、どのような式で表すのが適切か?」といった問題まで研究の対象です。
主な研究テーマ
- 都市環境が花粉被曝に与える影響の解明
- 交通流の数理・物理モデル化とシミュレーション
- 人工風による花粉受粉の研究
- 固定翼を有し滑空可能なマルチコプター型UAVの設計・開発
- トビヘビの滑空メカニズムの解明
熱流体工学研究室 准教授/萩野 直人
- 流体工学
- 熱流体工学
- 非定常流動

流れはある条件になると不安定になり、大きな流動変動が生じる事があります。流体機械内でこれらの流動変動が生じると効率が低下するだけではなく構成要素を破損させることがあります。本研究室ではこれらの流動変動の解明と予測・制御を目指しています。
主な研究テーマ
- ターボ圧縮機に発生する非定常流動の予知・制御
- 立体多孔箔による伝熱促進の研究
- 太陽熱有効利用に関する研究
- 機械学習を用いた非定常流動の特徴抽出法の研究
燃焼工学研究室 准教授/林 直樹
- 燃焼工学
- 数値シミュレーション
- 環境
“シミュレーションによる燃焼現象の解明”

燃焼技術は、飛行機、エンジン、火力発電所など多くの工業分野で用いられる一方、環境や安全のリスクにもなっています。 より低環境負荷で高効率な燃焼法の確立を目指し、数値シミュレーションによる燃焼現象の解析を進めています。
主な研究テーマ
- エンジン内の噴霧燃焼のシミュレーション
- 超小型燃焼器に関する研究
- 燃焼器壁面近傍での火炎の挙動の解明
- 無重力環境下での燃焼現象のシミュレーション
- 素反応を用いた燃焼場の数値計算とモデル化
流体工学研究室 助教/根本 光正
- 流体工学
- 環境工学
- 福祉工学
“よりよい工学「ものづくり」やっぱり機械はおもしろい!”

水や空気に代表されるような「流体」と物体との相対的な「流れ」には、様々な「ふしぎ」な流体現象があります。 難しそうにみえて、実は身近にある「流れ」をヒントに探求すると社会に役立つ工学「ものづくり」が見えてきます。
主な研究テーマ
- 有翼飛翔体周りの流れ特性に関する研究
- 非接触型搬送装置の吸着ユニットの開発
- 壁面流体摩擦抗力低減に関する研究
- 流体計測法の精度向上に関する研究
- 流体力学に関する誤認識拡散の考察
生産工学研究室 助教/水野 敏広
- 材料力学
- 生産加工学
- 航空工学
“設計から生産まで、機械技術の明日を考える”

この先、我々が装置の一部になるような機械が現れるかもしれません。しかし機械を使うのは我々で、その機械を設計生産するのも我々です。 先端技術を有効的に実用しながら、これからの機械技術に必要なものは何か、一緒に考えましょう。
主な研究テーマ
- 超音波を用いた接触圧力分布の測定
- 管用フランジ継手の締結状態の検査法
- 低速飛行時の横方向操縦性に関する研究
- 飛行機の概念設計
動的設計研究室 助教/吉岡 孝和
- 新素材
- 材料・構造力学
- 振動・衝撃
“機械・構造物の損傷を評価し、安全性向上を目指す”
航空宇宙分野をはじめとして多方面で利用されている新素材を中心に、いろいろな環境下での特性を評価します。 そして、衝撃などによって生じる損傷を検知して、安全な機械・構造物の設計に役立つ技術の開発を目指します。
主な研究テーマ
- 新素材の強度、特性評価
- 材料や構造物の損傷評価および検知方法の開発
- 振動や衝撃信号の解析