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年度末の風物詩? 来年度からは見られなくなるかも・・・
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この行列が何か、わかりますか? みんな手に何か持っています。
前のほうから見るとこんな感じです。
この反対側にも列があります。
サウジアラビアからの留学生が手に持っているものがヒントです。
この行列の行き先はというと...
この列は、卒業論文の提出前の最終チェックを受けている列でした。
機械工学科では、9月に卒業研究の中間発表会、12月末に卒業研究発表会を行い、そこで受けたいろいろな助言を反映させて卒業論文を完成させています。卒業論文の中身の最終的な責任者は研究室の指導教員ですが、論文としての書式、体裁などの最終チェックは2名の教務委員の先生が行っています(列が大きく2つに分かれていたのはそのためです)。提出時間は昼の1時間ほどですが、書式や体裁がルール通りでないために再提出を言い渡される学生が毎年少なくありません。再提出が心配な学生や、はやく提出して解放されたい学生が、毎年のように午前中の早い時間から列を作ります。通りすがりの機械工学科教員が、列をなしている学生に声をかけて卒業論文の仕上がり状況を聞いたり、からかったりする光景は、機械工学科の年度末の風物詩となっています。ただ、他学科の教員や学生たち、来校中の企業関係者などの通行の妨げにもなっているので、来年度は分野別に数グループに分けて提出時刻を指定して、早い時間から並ぶのを規制しようという案が出ています。そうなったら、ちょっと寂しくなりますね。(H.T.)