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機械工学特別専攻への抱負

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知能機械担当:川島 豪

最近の製品開発では開発期間短縮のためモデルベースデザイン手法(Vプロセス)が取り入れられています。今までの開発では、基本となる部品から順に開発してきましたが、前段階が完成しないと次に進めませんでした。これからは、製品の特性を数式で表したモデルをコンピュータの中に記憶させておき、部品を同時に開発、完成していない部分は数式で置き換えてシミュレーションにより部品の能力を確認して開発していきます。この手法を理解するには、機械工学の基礎と共に制御技術、シミュレーション技術が重要になります。特別専攻ゼミではこれらについて勉強していきたいと思います。

 川島研究室では、「人に心地よいエンジニアリングを目指す」を目標に、運動の解析と制御をとおして、「衝撃制御に関する研究」、「心地よい揺れに関する研究」など機械の知能化を研究しています。詳しくは、川島研究室のホームページをご覧ください。

   http://www.me.kanagawa-it.ac.jp/kawashima/

また、特別専攻の場合、履修した科目の予習・復習をしっかりしてよい成績を継続してもらう必要がありますが、余裕があれば低学年から川島が所属している先進太陽エネルギー利用研究所の研究に触れてもらいたいとも思っています。